掃除機に赤いランプがついたので、各社共通の掃除機の紙パックを買いに出かけた。地方のドラッグストア。選択肢はふたつ。安くて4つ入ってるやつと、高いけど10枚はいってるやつ。高いけど、10枚入っているほうがコスパは良い。ドラッグストアには、メーカー純正は売っていない。

 

車の乗り換えにパンフレットを食い入るように見るパートナー。スタイル、燃費、評判、乗り心地やアフターみたいなものまで、真剣な研究が続く。

 

父は、電化製品は国産にこだわった。電気屋さんの店員は、NE●のノルマを果たすべく、熱弁をふるった。3台連続のNE●のパソコンは、父の自慢だった。

 

祖父母はお菓子屋を営んでいた。ケーキやあられ、半生も、ポケットもんも売る商店街の中のお菓子屋だった。(ポケットもん=森永のキャラメルやグリコのお菓子、ポテチなどをそう呼んでいた)30年以上前の話。商店街は斜陽の時代を迎え、ポケットもんは、スーパーに押され、人気商品を仕入れるためには抱き合わせ商品の仕入れが必要だった。手伝いの途中で聞かされたその理由を、私は、「おじいちゃんの交渉が悪いからだと」思っていた。

 

通信系の会社で働いていたころ、ノルマがあった。だんだん仕事に慣れてくると、このお客さんには、他メーカーのこっちの方が良いのにと思うことや、ノルマ以外の商品からチョイスしたりして、叱られた。それでもノルマは果たしていたので、うぬぼれて、2005年独立した。

独立して、下請け。お客様に喜ばれるコスパの良い商品を、売っていたら、代理店から「あなたのお客様は通信会社ですよ。通信会社が売ってほしいものを売りなさい」と、それはそれはこっぴどく。

テーブルの上に強く投げつけられたバインダー。怒り狂う担当者の声。ポケットもんの抱き合わせ。記憶が重なった。

決別を誓った。

 

長い前置き。

今週お客さんとの会話で聞かれた。「藤塚さんはどういう立場で?代理店ではないのですか?」

何度も聞かれて、何度もうまく伝えられなかったこと。

「代理店ではありません」

各社共通掃除機の紙パックのようになりたくて、マニアックに勉強してます。

・・・。

 

 

どう説明したら、伝わるんだろう。

 

範囲は広く、守備範囲は狭い。セキュリティは、どちらに向いてのものなのか?複雑になりすぎて、煙に巻かれてしまいそうなコト多い。

 

 

文化的なものにおける地域の活性化。お客さんがそこに来なければ、人を集客できなければ、物が売れなければ、経済がなりたたなくては、雇用もうまれない。

会社と家の往復で、会社以外の人と話さないと担当者さん。

観光ばかり、外貨獲得ばかりに熱を上げる地方自治体。

従業員100人以下の事業主が98%。

中小企業が立ち行かなければ、『大企業です』達も、笑ってられへんのと、ちゃうん?て思う。

人が、ものが、お金が、情報が、動く場所が持続可能になること。企業と商店がつながる改革は中間技術の先に。既存既存の合体を導ける黒子。夢みたいなこと。掃除機の各社共通紙パックを見つめながら。