「未経験からのITコンサルタント募集!」なんて広告をよく見かけます。
なんだか、キラキラしている。
一方で、私の行っているITコンサルタントの仕事は、
机の下にもぐったり、夜中にシステムを切り替えたり。
どちらかというと、地味でコツコツとした日々です。
流行りの、ITコンサルタントの“向き”が少し違うようにも思います。
それらは、分野が細分化され、専門領域での提案や管理が主流。
都会と地方でくくってはいけないのかもしれないけれど、私が思うITコンサルタントの分野では、全体を俯瞰する力が求められます。
通信会社から始まり、設備会社の下請けを経て、
いまはお客様と直接向き合うようになりました。
お客様の業種は違っても、インターネットに接続して業務を行う環境には共通点が多い。
だからこそ、インフラ寄りで「現場のいま」を見ることが大切だと感じます。
そういう意味では、よく耳にする「ITコンサルタント」とは、
少し風の向きが違うのかもしれません。
聞く場所が、誰も拾わない“線と線の間”というか、そこに大切なことが隠れているというような。
この数か月、Windows 11への入れ替え作業を通して、
いろんなベンダーの営業さんや技術者さんと関わりました。
こぼれ落ちる「誰も拾わないスキマ」を見つめてきたように思います。
真ん中ももちろん大事、だけど“こぼれた部分”こそ、お客様にとって本当に大事なことだったりもする。
私にできることは――
つなぎ目を手伝うこと。
進むところ、控えるところ。
その見極めは難しいけれど、そこに仕事の意味はあると。
マイナーだけど、スタンダード。
世界にもう少し優しくと。
主役はお客様で 支えるためのITコンサルタント。
うまい言葉がみつかりませんが、
難しいけど、そこが理想。


