INSから始まって、ADSL、ひかり回線へと変遷してきた、ネットワーク。
見直しが必要なところを気づくのにも、全体の変遷を振り返りながら、未来を見るような視点が必要に。ネットワークのロードマップ的なこと、あるといいのかと、ざっくりですが、まとめてみました。
(図、ルーター多め?でした。3台くらいが、平均的なところ?)
1.lan 遅い原因 調査
会社のLANが遅い切り分け調査。
ハブのランプの色。よくあるパターンの、オレンジと緑。オレンジに(100base)遅い方に引っ張られます。カスケードの、カスケードで、どんどん遅くなります。
ケーブルに文字。よーく見ていただくと、問題は、cat5。eのついてないケーブルに注意。
増設、増設で変遷してきたケーブルや機器。業務が出来なくはないので、発見が遅れがちです。cat5eもケーブルの寿命は18年と言われています。
過去、現場調査では、屋内用のケーブルを、外で利用していたケースもみられました。こちらは、ケーブルの寿命ではなく、正しい利用方法ではありません。屋内ケーブルは紫外線、雨風に対応してません。
屋外用ケーブルで、cat5eは、20年越えで利用されているけれど、被膜が寒冷地用で、まったく問題なしだったケースもあります。
通信機器の法定耐用年数は数年前にルールが変わり、年数で判断するものではなくなりました。が、規格仕様は、変化しています。
参考:国税庁のページ
参考:エレコムさんのページ
2.VPNの行方
専用線、フレッツグループアクセス、インターネットVPN 、フレッツVPNワイド。プライオ、ユニバーサルワン。クラウド。VPNの仕様は、電話内線化の仕様の変化を併走させながら、変化しています。最善に努力する、ベストエフォートという考え方も、インターネットアクセスへの集中や、NGN網内の混雑状況で、最善の努力が追い付かなくなってる・・・。
プライオ>フレッツVPNワイド>インターネットVPN
並べて速度比較をしてくれるところが、あるといいですが、ダイナリーの方向、参考に。
3.電話設備の行方
固定電話の景色も変わりつつあります。
昔は、電話設備、ビジネスフォン等は、6年が耐用年数でした。頑張って10年使う・・・みたいな事業主様が多かったように思います。が、こちらも、空模様は変化。
過渡期感。
方向定まるまで、中古で時間をしのぐ・・・っていう方法もありだと、個人的には思っています。
追 コードレス、アナログからのデジタルへ。言われて、そうかと。
4.ホスティングの空模様
2022年もメール不達についての相談は継続的にありました。昨年と違うのは、内容も、不達だけでなく、迷惑メール扱い、転送時の不達など、複雑になってきたように感じます。
背景には、セキュリティ強化でUTMを導入する企業が増加していることも。(spfでクリアになってもRBLリストでNGなど)
Gmail(google)も、セキュリティ強化されていて、今後も問題は増えていきそうです。
ispに相談しても、「相手側サーバ管理者へご相談ください」なんて回答で、原因の切り分けに協力的ではなかったりします。共有送信サーバが原因→対処。
2023年の法人向けホスティング キーワードはメールサーバとウェブサーバの分離
個人的には、
メールは、送信サーバーもグローバIPアドレスを割り当てしてくれるWさんのメールホスティング。
WWWは、xさんのワードプレス高速表示
が、推し。あくまで、個人的に、トラブルが少ないと感じている、組み合わせです。
社内ネットワークのロードマップ
ざっくりですが、社内LANやWANの管理のロードマップ、考え方の基本的なこと図にしてみました。
計画は、事業主様ごとに違うので、たたき台に。
敷地の広い会社、拠点の多い会社、電話がメイン、電話はそんなに使わない、メールはメイン、そうでもない・・・それぞれの条件で優先順位は変わります。
ドメイン管理・ホスティング管理
ウェブサーバ web改ざん対策 PHP MySQLバージョン問題によるwordpressの表示遅延 https化
メール メール不達状況確認
PC管理 マイクロソフトアカウント管理
会計ソフト 業務ソフト ウイルス対策ソフト
回線契約 ISP契約
電話設備管理
携帯電話管理
プリンター複合機管理
データ(共有)管理
VPN
クラウド
5Gが来て、ローカル5Gがやってくる・・・。(かかわられたらなぁ・・。端っこでいいので)
それそれのロードマップ。
多層なネットワークを俯瞰して、方向性を確認していく時代に。
通信機器が増えた分、複雑化は避けられないからこそ、把握とバランス。
DXの言葉だけにまどわされることなく、俯瞰して、それぞれの、ロードマップ。
山は、コツコツ、ひとつづつ。