回線管理台帳づくり

VITZ 10万キロ TOOL

積み重ねられてきた、技術の集合には、役割を持ったいくつもの機器が接続されています。
時を遡るタイムトラベラーごとく、それぞれの役割を洗い出していきます。

半年以上、時間をかけて
今回も、ようやく納品に。

地味ですが、コツコツと調べ上げてきた状況把握。

いるもの、いらないもの、継続的な課題。ぎゅっと、つめて。

毎度ですが、納品の際には、初めて来た日のことを、思い出し、私が、一番、感動してたりします。

誰もやりたがらないから、私が、引き立つ!(秘技とまでは言いません)

通信回線と電話回線は、重なり合って関係することも多いので、何かを見直す時、環境を整理して把握するプロセスが必要になることがあります。

たぶん、インフラ系の会社さんは、自分たちの賄う部分だけを行われ、
電話設備系の会社さんも、自分たちの・・・っていう視点で、
それ以外の部分、不明な部分は、
”踏襲”されて、
”積み残される”から、こういう部分が必要になるのだろうと。

はじまりは10年以上前。お客様からの依頼の”通信費の仕分け作業”
「お金払うから、何に使っているのは、調べてほしい」、でした。
今では、現場調査含めての『回線台帳』に。

INSのトーキーの微妙な違い。

誰も知らない専用線を辿って、見つける、設備。

遡りなのに、発見。
遡りのための推理、検証。確認。

ワクワクしてる私も居ます。

先日、古いインフラエンジニアさんとお話していて、
昔は、/16なんて、乱暴なネットワークを組んでいた時代もあったんですよね、なんてお話をお聞きしました。

辿りつけっこ、ない、世界でもあります。
わからなくて、ジタバタプロセスを毎回必ず通るのに、手放せない業務のひとつになりました。

こなれたようで、
こなれない、世界のすみっこ的な仕事ではありますが、
納品物が、次の担当の方へのバトンとなることを、願います。