古いHomepage Builderからの移行

レンタルサーバ移転代行 mmblog

サーバ移転の案内をする中で古いホームページビルダーからの移行について考える必要があると思い検討してみました。

以前サーバー移転をお手伝いしたお客様。2000年代前半に、ドメインを取得され、サーバ契約。今回のケースと似ています。見直しを先延ばしにされてしまった理由に、ご利用のホームページビルダーが、古いのでと、お話しされていたのを思い出しました。自社で更新は出来ているとのことでしたが、初期に設定してもらったところとは疎遠になり、サーバ移転となると、設定変更が不安というお話でした。
ホームページ・ビルダー。私も、2000年ごろ、講習会に参加した記憶があります。当時ホームページの作り方講座は、いろいろなところで、開催されていて、私も1日講座を受けました。公開し、更新を続けていらっしゃるホームページは、努力の後に操作習得された姿なのだろうと想像します。
歴史を調べてみました。
IBM 2000年販売開始 Homepage Builder Version 6 2002年販売開始Homepage Builder Version 7 2003年販売開始 Homepage Builder Version 8・・・・2007販売開始Homepage Builder Version 12 2010年ホームページ・ビルダー15より、ジャストシステム社へ。現在バージョンは、2016年販売開始のホームページビルダー21。ウィキペディアによると、『ホームページ・ビルダーは、日本IBMの大和開発研究所が開発し、1996年にバージョン1.0が登場。その後、著作権と商標権の譲渡があり、現在はジャストシステムが開発から販売、サポートを行っている』。
ホームページの広告媒体としての位置は上がり、スマホ、タブレットの普及も勢いを加速する要因で、ホームページは企業の顔、広告において重要な位置を占めるようになりました。(httpsの件も課題)
手作りで更新が出来、情報を手軽に発信できる場所。理想の形の一方で、古いビルダーでは、ディスプレイのサイズ設定が今と違いサイズの小さなページになったり、修正すると表示のずれが出たりと扱いに困ることも。きれいなだけで中身のないページに比べれば、手作り感にぬくもりもあるのですが、情報をきちんと表示できない、スマホなどへの対応が難しいのは、せっかく更新されているのにもったいない。
ドメインはそのままに、サーバーを移転するために、策を考えました。
案1 コンテンツの移行
コンテンツを今のまま、移行します。ページカウンターは、移行できません(あなたはOOO人目)。移転後、ビルダーソフト内のFTP情報の変更が必要です。古いバージョンは画面表示の支援が難しいことから、移転先サーバーのFTP情報の記述のみサポートできます。ホームページビルダー操作をできる方のみ対応可能。ページの崩れがあっても、そのまま移行となります。問い合わせフォームは修正します。
案2 ホームページビルダーSP21(テンプレート利用のもの)限定。コンテンツの内容を移行し、新サーバーで運用。
条件 ホームページビルダーSP21対応のソフトをお客様にて準備。コンテンツは、同プランのテンプレートを利用し、移行します。レンタルサーバ移転代行費用に加え、新ビルダーで作成する作成費用が必要。価格はページボリュームでお見積りとなります。写真、原稿はお客様にてご用意ください。テンプレート利用のため、自由なデザインには対応できません。SP21で作ったページを、クラッシック表示に切り替えることはできません。お客様側にてソフトのインストールを行っていただいたのちに、データーのインポート方法をご案内。簡易な操作サポートは可能。(問い合わせフォームに工夫は必要)
同じような件。以前対応したお客様の声。『以前使っていたビルダーからは操作方法がずいぶん変わり、一から覚えるイメージ』とのこと。
案3 wordpressインストール コンテンツデータ移行 ソフトの購入は必要なし。価格はページボリュームでお見積り。写真、原稿はお客様にてご用意ください。wordpressの更新が必要。マニュアル提出。
同じような件。以前対応したお客様の声。案内ののち、『わからなくなったら、電話します』。(何回かの電話サポート)こちらも慣れるまでは時間はかかるようですが、ビルダーよりは、早く覚えられた模様。デザイン的にはホームページビルダーのテンプレート利用の方が、ホームページらしく作れるような気がします。(当社比)
案4 サーバー移転時は、現在のコンテンツをそのまま移行。ページカウンター(あなたはOOO人目)は、移行できません。移転時のメール移行補助や各種手続き補助。とりあえず、引っ越しの選択をとったケース。ホームページの更改については、近くの制作会社にご相談されました。
ちなみにそのお客様の声。更新ページを設けたのに更新していない。「ホームページをリニューアルしました」止まり・・。「何とかしたい」ともおしゃっていました。
ホームページの更新のみ代行という方法も承っています。コラム(ライター手配)やお知らせの原稿を預かり、更新代行など。操作方法も、一緒に調べるイメージですが、時々行っています。(要予約)きれいな棚で売られる野菜より、八百屋さんの店頭の雑沓が効くというようなことも、あるような気がします。最近は、Facebookページでお知らせを更新。ページに組み込んで利用というのも、流行りのようです。
ベストは、移転代行の活用で(浮いた分で)、ウェブ制作会社にリニューアルするための予算の元手を用意する方法。小規模事業者持続化補助金でホームページをリニューアルされたお客様もありました。サーバー移転のその先は、一部を持続可能な、内製化にするなど、更新の方法も、ウェブ制作会社さんによっては、洗練された方法の案内をしているところもあります。
メディアメソッドはウェブ制作会社ではないので、デザインは得意ではありません。中継するスミの事のお手伝いで、役立つようなら。
古いホームページビルダーの扱い。ホスティングサービスの終了など、移転の際は、ここの策も考えて引っ越しご検討を。
では。
追記 ジャンガリアンハムスター向けの情報 「ホームページ・ビルダー サービス」dns01.js-hpbs.jp. バックボーンはGMO→NTTコミュニケーションズ