ざっくり、説明。加筆しました。
会社のネットワークは、この20年と少しほどの時間で、変容してきました。
パソコンのOSが変化してきたのと同様に、サーバーもNTだ、2000だ、2008だというような騒ぎがあり、関連するインフラも、INSだ、128だ、ADSLだ、光へと。
ひかり電話が登場し、光のアクセスラインは電話設備との接続がはじまり、複数拠点をもつ事業主様においては、内線電話でVPNや、携帯電話設備との接続なども。
www、メールサーバを自社で構築された時代から、2010年前後からはホスティングへ移行されるケースが増えました。
業務系アプリケーションの見直しやAWS利用などクラウド化への移行の検討、オンプレ続行など、20年前には考えられなかったような、多層な構造に。何を選ぶのか、選んだものを、どう組み合わせるかという判断や、そこを支える技術が求められる時代になったように思います。
ざくっと列挙してみました。
LANケーブル
物理的なLANケーブル(カテゴリケーブル)の変遷。敷かれたケーブルのなかにはcat5(10 / 100Mbps)のケーブルが残っていて、それがネットワークを遅くする原因になっていることがあります。
ネットワーク内に残っていた、CAT5(100Mbps)のケーブルとCAT5e(1Gbps)
CAT5 4芯
ケーブル距離も確認
ハブの変遷
ケーブルをつなぐハブも変遷。ハブが速度低下の原因になっていることも。リピータハブとスイッチングハブ。ループ検知、VLAN、POEなど、機能も。
つぎ足し、つぎ足しでつないできたネットワーク。ハブのカスケードによる、速度低下も、原因のひとつに。
世代交代、10base-t/100base-txのハブ。
無線AP規格の変遷
パスワードフリーや、WES、WPA、脆弱性のある暗号化規格の使用は危険。事業所様用のwi-fiは、セキュリティの設定が必要。
参考:wi-fiの暗号化規格のWPA2には、個人向けのWPA2パーソナルと、企業など組織内ネットワーク向けのWPA2エンタープライズの二つの仕様が用意されています。ただ、WPA2エンタープライズはRADIUSサーバの用意が必要なので、多くは、事業者であっても、WPA2パーソナルで、SSIDとパスワードを用意するなどして利用され、退社した方があった場合など、wifiがセキュリティの盲点になってしまうケースが見受けられます。
業務用wifiのパスワードの更新、商談用にwifiを開放する場合も、セキュリティ設定を行って、NWから分離させる設定を。
WES WPAなど古い暗号化規格を利用したWi-Fi接続は安全ではありません。写真はios接続時のキャプチャ。
ざっくり、会社のネットワークの変遷
インターネット回線を利用して、ひかり電話利用や、拠点間をつなぐVPN、社内のパソコン管理からメール、ホームページで利用するサーバー。業務用、会計ソフトや業務用アプリケーション、付随して用意が必要なオンプレサーバ。複合機やモバイル管理まで、業務で使う機器管理。
システムの管理は、つながりながら、多方面。
windowsパソコンの変遷の向こうには、windowsサーバの変遷も。NTから2000だ、2008だ、AWS使ってクラウドだ、など、アプリケーションを自社内オンプレサーバで動かすものからクラウドへ移行するなど、アプリケーション、利用目途で、データをどこに置くかが、テーマとなっています。
必要の優先順位を見定めるのには、状況把握。
スクラップアンドビルド。全部構築しなおしするというのも、選択です。が、状況把握をベンダー任せにしてしまうと、予算がいくらあっても足りない・・・ということも。
原因の切り分け、簡単ではないですが、どのあたりに優先順位を設けるかを、絞り込んで行く作業をシステム担当者さんと一緒に探っていきます。
ネットワークを再構築と言うと、たくさんのベンダーさんが集まります。が、遅い原因の切り分け調査というと、人は集まらない・・・。こうなってるものを、こうしたい。
そこからだと。
伝わるでしょうか。
追伸
cat5については、面白い検証をされている動画を発見しました。システム担当者様には、興味深いお話なのではと、URLはっておきます。https://youtu.be/BQAO–kQHfc