メルカリの宣伝で、「それ、新品じゃなくてもいんじゃーない?」っていうのが、流れています。IT系の中古機器は、当たりはずれがあるので、選定は慎重になりますが、今回は現在もwebカメラや防犯カメラとしても活躍している定評のbb-st162aの中古で構築するのを前提にご提案しました。
雨の日に、気持ちを明るくさせてくれる傘となるでしょうか?
httpsのページに埋め込むウェブカメラ、2案で提案。利用するのは、Panasonic bb-st162a。後継機種、bb-st165aの小売価格は公式9万円弱。映像はとてもきれいです。
1案目 ISP固定IP ドメイン取得 カメラでHTTPS
カメラ内csr鍵生成し、kingsslで証明書取得(900円) ドメイン、ゾーン編集ができるレンタルDNSはmumuドメインで。証明書取得のためにadminのメールもここで用意しました。(2000円ほど) ルーターは高い処理が出来るものが必要なのですが、今回は手持ちのyamahaルーター1200で試験環境を作りました。提供予定の環境では、お客様解放用のwifi利用もあることから、ルーター内へ仮想でネットワークを分ける設定も検証し、確認しました。
映像は、暗号化するので、カクカクしました。
同時アクセス数制限も、気になります。証明書は毎年更新の作業が発生します。
→手間がかかる 既存ルータから高性能なルータに変更する必要あり 検証に時間をたっぷりかけたのですが、ボツの予感。
2案目 Youtubeライブ配信
ネットワークは既存ネットワークを利用し、ルーターも既存の物を利用。お客様解放用と事務所NWは、VLANで分けています。カメラは事務所用NWに設置。動画の配信には、Youtubeのライブを利用します。
youtubeライブでは、OBSをインストールし、枠とするpngの画像をパワポで枠を作成し、カメラ映像が枠内に収まるようにしました。
安定した配信となるかが課題です。
紹介していない案3
こちらはraspberry piを利用します。クラウド連携でカメラを表示させられないかという案ですが、検証が間に合わず、ご提案には至りませんでした。
プライベートをグローバルIPに変換して、ドメインと割り付けて、証明書あてれば、いけそうな気がします。叶えば、既存ルータで対応できるので、初期費用を抑えられ、カメラでHTTPSにする必要ないので、映像の乱れも抑えられるのではと思います。が、成功していません。頑張れたら、またご紹介します。
カメラ映像
本番は、高い空、開けた山裾と、とっても素敵な映像となりました。宿主様、自ら、マキタ電動工具で、シャーっと取付けいただき、ケーブルもあらかじめ用意いただいていたので、二時間ほどの作業で終わりました。事務所での実験と違い、カメラも、ようやくここで本領発揮できた感じです。素晴らしい景色を映し、カメラも喜んでる気がしました。(お客さんに喜んでいただいてこそ、です!!)
ビジネスフォンやカメラ、パソコンまで、中古のオフィス製品はたくさん出ています。選定の基準にはプロの目を借りるとか、大手を、小さく真似てみるとか、必要な機能を絞り込んで、考えるとか、雨の日なりの、やり方があると、私も勉強させてもらいました。
そして、こうなりました。配信の安定がテーマです。
昨夜は冷えました。一夜明け、全面の雪へ♪感動です。
追記
今朝の信毎(2021/12/2)で、『観光地の今 動画配信』という記事が掲載されていました。ネットワークカメラを利用したyoutubeライブ配信の実験するというもの。同時アクセス数の問題やHTTPS化の課題も解決するYoutubeライブ配信は、大手も目を付けるようになったんですね。(目のつけどころは、はずれてなかった、フッ)
工事で、気づいたは、配信のためのソフト『OBSスタジオ』の進化です。以前(3年くらい前)試した時は配信が不安定で苦労しましたが、ソフトの進化で、今回は安定した配信ができるようになっています。また配信用PCは、中古PCを購入して専用にしていただくこととしました。今のところ一度も止まっていません。(スリープなど電源チューニングは実施。課題は、win10のアップデートです。夜間に行う?課題です)
提供したカメラはパナソニック製でしたが、自宅実験で利用したのはcorega。こちらはNASにデータを保存していますが、youtubeライブ配信を同時に行っても、HDD録画には影響なしでした。
Youtubeのタグのこととか、ショートの扱いとか、工夫していけば、使えるリーズナブルな広告になる気がします。実験では迷走しましたが、落ち着いたか?経過は今後も観察していきます。