会社のDNSキャッシュサーバの動きがおかしい

レンタルサーバ移転代行 mmblog

方法

DNSキャッシュサーバー(今回の場合はNTTさんのルータを例にしています)のキャッシュの削除は、ルーターの電源切り、放電、念のため、30分放置ください。→その後電源を入れると、ルーターのキャッシュは削除されます。プロバイダーの契約が動的IPのプランなら、インターネットに接続するときのグローバルIPアドレスも変更になります。

コマンドプロンプトで、tracertコマンド ドメイン(media-method.jp)までの経路を見ます。
弊社環境では、IPを追っていくと、biglobe(使っているプロバイダー)を4つ→?→OCN網にはいり、7つ目でmedia-method.jpにたどり着きました。

ただ、ここに出ているのはたどり着いたルートであって、これを案内してくれた道案内人が途中にいます。
それが、DNSコンテンツサーバとDNSキャッシュサーバ。
以下 digコマンドでのテスト media-method.jpの部分はお客様のドメインに置き換えて考えてください。(linux)
dig media-method.jp +trace 反復問い合わせ

パソコン(スタブリゾルバ=ソフト)には予め13個のルートDNSサーバーのIPアドレスが記述されている。
最初の通信は、ルートDNSサーバーへの問い合わせからはじまる。
192.168.20.1(ルーター)は、DNSキャッシュサーバーとなる。

11の.jp ネームサーバ エニーキャストのやり取りはIPv6
図1の中のひとつ。199.7.91.13#53(d.root-servers.net)  へ media-method.jp を問い合わせされる。

図2の中のひとつ。202.12.30.131#53(b.dns.jp)  へ media-method.jpが問い合わされる。

図3の210.150.254.94#53(asns2.customer.ne.jp)よりmedia-method.jpへ。
セカンダリサーバは、プライマリサーバの完全なコピーであるため、独自の情報を追加できない

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dig @asns1.customer.ne.jp media-method.jp プライマリの確認

dig @asns2.customer.ne.jp media-method.jp セカンダリの確認

プライマリ[Name Server] asns1.customer.ne.jp SERVER: 210.150.254.86#53(210.150.254.86)
[ネットワーク名] INFOSPHERE
[組織名] InfoSphere (株式会社NTTPCコミュニケーションズ)
上位情報 株式会社エヌ・ティ・ティ ピー・シー コミュニケーションズ [割り振り]
セカンダリ[Name Server] asns2.customer.ne.jp SERVER: 210.150.254.94#53(210.150.254.94)
[ネットワーク名] INFOSPHERE
[組織名] InfoSphere (株式会社NTTPCコミュニケーションズ)
上位情報 株式会社エヌ・ティ・ティ ピー・シー コミュニケーションズ [割り振り]
media-method.jp  60.43.205.126 [ネットワーク名] OCN
DNSはエヌ・ティ・ティ ピー・シー コミュニケーションズからのレンタル
プライマリ[Name Server] asns1.customer.ne.jp
セカンダリ[Name Server] asns2.customer.ne.jp
PCコミュニケーションズDNSの背景

tcpdump
パソコンは、192.168.20.1(ルータ)に対して再帰問い合わせを行い、UDPの情報をもらい、DNSキャッシュサーバーが見つけたIPでコネクションを結びます。
traceroute ドメイン名 IPを追っていくと、途中に?の部分は、IPv4 over IPv6。IPOEでつながっている部分でした。

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それますが、ホスティング移行以外の問題も出ているようなので、追記します。
ちょっと、おかしいなど、ネットワークの動きが変な場合は、DNSキャッシュサーバー(お客様内のルーター)の電源を切り、30分ほど放置をしてみるのも、策かと思います。
不穏な動きがある場合も、まずは、慌てないで。
アクションは、【Ctrl+Alt+Delate】キーで、タスクマネージャーを表示させ、ブラウザを終了させる